Yahoo!ショッピングでは、ブランドサーチアド広告(通称:BSA)という検索結果の上部に表示できる広告枠があります。ブランド名での訴求を目的とした広告枠で、ブランドホルダーでないと申し込めない広告枠でした。
今までは営業担当とやり取りしないと申し込めないなど、運用の手間が大きい広告でしたが、2022年7月20日からリニューアルします。
大きな変更点としては、以下の3点です。
キーワード別など詳細のデータが確認できる
今までのブランドサーチアド広告では、キャンペーン全体での状況しか見れなかったので、ROASやクリック数などもキャンペーン全体でしか確認できませんでした。
これがリニューアルにより、「キーワード別」「商品別」「クリエイティブ別」でクリック数やROASなどが見ることができるようになるので、効果の高いキーワードを強化するといった運用が可能になり、広告効果を大きく高めることができるようになります。
入稿が簡単になる
今までのブランドサーチアド広告では、入札したいキーワードは担当にメールで連絡するしか方法がなく、さらにキーワードを変えたくても時間が掛かるなど手間がかかっていました。
これがリニューアルでメーカーアイテムマッチの画面で設定ができるようになります。
広告開始が早まる
今までのブランドサーチアド広告では、メールで入稿してから広告が開始されるまで、1~2ヶ月程度かかっていました。
これがリニューアルで、おおよそ1週間程度で開始できるようになります。
最低予算が低くなった
今まではブランドサーチアド広告を利用するには、月25万円の予算設定が必要でした。実際は25万円まで行かないことも多かったのですが、運用してみないとどれぐらいの金額になるかわからないので、試しにくい広告でした。
リニューアル後は、日次予算3000円または月次予算9万円から試すことができるようになります。
メーカーアイテムマッチのアカウントが必要
リニューアル後のブランドサーチアド広告は、メーカーアイテムマッチの画面から操作します。そのためメーカーアイテムマッチのアカウントが必要になるので、メーカーアイテムマッチのアカウントを持っていない場合は営業担当に連絡してアカウントを作成してください。
ブランドサーチアド広告とは?
変更点は上記のとおりですが、ブランドサーチアド広告の概略を記載しておきます。
表示箇所は検索結果の上部で、入札価格は1クリック最低100円になっています。アイテムマッチよりもかなり高い広告です。
表示させたいキーワードを指定するだけでなく、登録した商品のカテゴリに近いキーワードだと自動で表示されます。例えば「ビール」カテゴリの商品を登録したら、「クラフトビール」というキーワードを指定しなくても自動で表示されるイメージです。