Yahoo!ショッピングのキーワード広告であるアイテムマッチ(ストアマッチ)は費用対効果も高い上に、手軽に始めることができるので使っているショップも多いと思います。
弊社クライアント事例でも、ROAS(費用対効果)が1200%(つまり10万円の広告費なら120万円の売上)、さらにアイテムマッチ経由の売上が全体の売上の半分近くという成功事例もあります。
※ROASの上げ方については、また別の記事で投稿予定です。
そのように効果も高い広告であるアイテムマッチですが、予算の変更については注意が必要です。
特に、月の途中に予算を変更した場合、狙っていたことと違う結果になってしまうことがあります。
具体的に見てみます。
予算を途中で上げた場合
月の途中で予算を上げた場合、均等配信ではなく上げた直後に一気に予算を消化しようとします。
具体的な事例で見てみましょう。
今まで月の予算を10万円にしていて、月半ばの15日に20万円まで上げた場合。
普通の感覚だと残りの日数で増加した金額分、平均的に利用金額が増えると想像すると思います。
しかし実際は、月半ばで利用されていた予算が5万円ですが、予算が20万円に上がったことで月半ば時点で利用金額10万円になっていないといけません。
そのため、使われているべき予算10万円に対してすでに使われていたのは5万円なので、残りの5万円を一気に消化しようとします。
このため、予算を途中で上げると直後にアイテムマッチのクリックが増えることがあります。
なおこの法則を利用して、日曜日の前に予算を上げてまた戻すというテクニックもあります。(売上の上がる日曜日にクリックを増やすため)
予算を途中で下げた場合
月の途中で予算を下げた場合は、配信がストップになることがあります。
先ほどのように具体的なケースで、月の予算が20万円だったのに月半ばの15日に15万円に下げた場合。
すでに利用されていた金額が10万円だとして、予算15万円なら月半ばの15日時点では7万5千円しか使ってはいけないので、予算をオーバーしています。
そのため、15万円の予算だと使って良い金額が10万円になる日、20日になるまでは配信がストップになります。
このように、アイテムマッチの予算変更は予期しないクリックの増加や広告のストップが起きることがあります。
消化金額を見た上で、予算の増減をするようにしましょう。